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kintoneで納品書を作る。受注の明細の引き継ぎと税率ごとの小計は標準で足りるか

kintoneで納品書を作るとき、受注の明細をそのまま引き継ぐのは標準のアプリアクションで足ります。控えと得意先用の2部も、印刷時のブラウザの部数指定で一度に出せます。足りないのは税率ごとの小計です。SUMIF関数が無く、テーブルに税率ごとの計算フィールドを増やす設計が要ります。

納品書で担当者が最初に引っかかる点

納品書は受注のアプリとは別に新しく作ることが多い書類です。品名・数量・単価の明細を受注からもう一度手で入力するのは二度手間で、打ち間違えるおそれも増えます。税率が混在する明細なら8%と10%の小計をそれぞれ出す必要があり、社内の控えと得意先に渡す分の2部も要ります。出荷のたびに1件ずつ出す点は、まとめて出す発注書とは違います。

受注の明細の引き継ぎと、控えの2部は標準で足りる

受注アプリの設定で「アクション」を作り、コピー先に納品書のアプリを指定すると、フィールドの関連付けで項目を対応させられます。公式ヘルプには「グループ内やテーブル内にあるフィールドは、ひとつずつフィールドの関連付けを指定します」とあり、テーブルの列ごとに対応させれば明細の行を引き継げます。2部についても、レコード印刷はブラウザの印刷機能に渡る仕組みなので、印刷ダイアログの部数欄に2と入れれば一度で出せます。受注1件につき納品書1件の運用なら、この2点は標準で足ります。分割出荷で明細の一部だけを使う場合は、テーブルをそのままコピーするだけなので、不要な行を消す作業は残ります。

アプリアクションの設定でテーブル列を関連付けた画面
テーブルの列を1つずつ関連付ければ、明細の行をそのまま引き継げます。

税率ごとの小計は、SUMIFが無い分の設計が要る

明細の金額を合計する計算フィールドは、テーブル外に SUM(フィールドコード) と書けば作れます。ただ、kintoneにはSUMIF関数がありません(2026年10月時点、公式ヘルプで確認)。税率ごとに集計するには、テーブル内にIF関数で判定フィールドを作り(例: IF(税率="10%", 金額, 0))、テーブル外のSUM関数で合計する2段階の構成が要ります。税率の種類が増えるたびにIF列を1つ増やす設計変更が要る点は、見積書や発注書より納品書で効いてくる手間です。できますが、設計を見直す場面がついてきます。

テーブル内のIF判定フィールドとテーブル外のSUM集計フィールドの設定画面
税率ごとの小計は、テーブル内のIF判定とテーブル外のSUMを組み合わせて作ります。

アプリアクションと小計の計算式を、出荷の前に確かめる手順

受注アプリのアプリアクションを開き、フィールドの関連付けでテーブル内の列がすべて対応しているかを確認します。実際にアクションで作成した納品書のテーブルの行数と金額を、元の明細と見比べます。税率ごとの小計フィールドは、計算式を開いて新しい税率を追加するときにIF列が要るかを確かめます。2部が要る場合は、印刷のプレビューで部数欄に2を入れて一度に出せるかを確認します。

明細の行数分を自動で繰り返し、税率ごとの小計も含めてテンプレートどおりに1回で出す仕組み(Excel帳票一括生成)を使う方法もあります。

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