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kintoneの作業日報から、工数を人件費(労務費)に換算したい。標準でどこまで組めるか

kintoneの作業日報から工数を人件費(労務費)に換算するなら、作業時間と時間単価を掛け合わせる計算フィールドで、1件の日報ごとの労務費は標準機能で出せます。時間単価は作業者マスタからルックアップで呼べます。ただし、複数の日報をまたいで製番単位でまとめて合計する計算フィールドは組めません(2026年10月時点)。製番ごとの合計はグラフ機能で見る形になります。

作業時間×時間単価の計算フィールドで、1件の日報ごとの労務費は出せる

計算フィールドは、数値同士の乗算に対応しています。公式ヘルプの例では「「単価」フィールドと「ユーザー数」フィールドを乗算して、「小計」を自動で計算しています」とあり、式は「単価*ユーザー数」という単純な書き方です。日報アプリでも、作業時間(時間数に変換した数値)フィールドと時間単価フィールドを同じ形で掛け合わせれば、1行分の労務費を計算フィールドで自動的に出せます。サブテーブルで複数の作業行を並べている場合も、行ごとの小計をSUM関数で合計すれば、1件のレコード全体の労務費が出ます。

時間単価は作業者マスタからルックアップで呼べる

時間単価を日報側に手入力すると、作業者ごとに単価が変わった時の更新漏れが起きやすくなります。公式ヘルプには「ルックアップを設定すると、他のアプリから必要なデータを取得してコピーできます」とあります。作業者マスタのアプリに時間単価を持たせ、日報側でルックアップで呼べば、作業者を選ぶだけで単価が入力されます。参照先の単価を後から変えても、取得済みの値はそのまま残るため、変更後は対象のレコードで再度取得し直す必要があります(2026年10月時点)。

自分のアプリで、ルックアップの単価がコピー元の値と合っているかを確かめる手順

作業者マスタの時間単価を1件書き換え、日報アプリで同じ作業者のレコードを新規に作って単価が最新の値で入るかを確認します。既存の日報レコードは単価が変わっても自動では更新されないため、古いレコードの単価欄を開き、コピー元の値と一致しているかも見ておきます。ずれていれば、そのレコードだけ再度ルックアップで取得し直す必要があります。

製番単位でまとめて合計する計算フィールドは組めない。グラフで製番ごとに集計して見る

日報は1件が1人・1日・1製番の記録になりやすく、同じ製番の労務費を合計するには複数レコードをまたいだ集計が必要です。ここで計算フィールドは使えません。公式ヘルプが示す「計算式で参照できないフィールド」の一覧には「[関連レコード一覧]」が含まれており、製番の管理アプリ側に関連レコード一覧で日報を並べても、その労務費を計算フィールドで直接合計することはできません(2026年10月時点)。合計を見る方法はグラフ機能です。「分類する項目」に製番を指定し、集計方法を労務費の合計にすれば、製番ごとの労務費はグラフや集計表として確認できます。ただし、その合計値を製番の管理アプリ側の1フィールドへ自動で書き込む機能は確認できず、見て確認する運用になります(2026年10月時点)。

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