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kintoneで見積書を作る。見積番号と版、有効期限、受注への引き継ぎは標準で足りるか

kintoneで見積書を作るとき、有効期限の計算・社内の承認・受注への引き継ぎは標準の機能で足ります。足りないのは見積番号と版です。再見積のたびに新しいレコード番号が振られ、同じ見積の版として結びつける機能は標準にはありません(2026年10月時点)。

見積書で担当者が最初に引っかかる点

見積書は、受注が決まるまでに何度も出し直す書類です。再見積を出すたびに、見積番号と前の版との関係をどう残すかが気になります。有効期限が切れた見積をそのまま使ってしまわないか、受注が決まったときに同じ内容をもう一度入力する手間がないか、社内の承認を誰が通したかが履歴から分かるか。この4点のどれかがあいまいだと、見積のたびに確認の手間が増えます。

有効期限の計算、社内の承認、受注への引き継ぎは標準で足りる

有効期限は計算フィールドで出せます。公式ヘルプの日付計算の例は「申込日 + (60×60×24×30)」で、1日分の秒数(86400秒)を日数ぶん掛けて加算する形です。見積日に同じ式を使えば、有効期限を自動で出せます。社内の承認はプロセス管理で組めます。公式ヘルプには「申請の承認や稟議の決裁をアプリで管理して、ワークフローのように使うことも可能」とあり、レコード詳細画面で「ボタンをクリックするだけで、確認や承認をしたり、次の担当者にフローを回したりできる」とも説明されています。受注への引き継ぎはアプリアクションで、コピー先に受注アプリを指定し「データのコピー元とコピー先のフィールドを指定」すれば転記できます。テーブル内の項目は「テーブル名 > フィールド名」の形式で対応させます。この3点は標準の設定で届きます。

見積番号と版(再見積)は、標準の外に近い

レコード番号は「レコードを作成した順に連番が付与され」、変更はできません(2026年10月時点)。再見積でレコードを新しく作ると、前の見積とは別の番号になります。番号を社内の形式に揃えたり、版の枝番を元の番号に結びつけて増やしたりする機能は、2026年10月時点の公式ヘルプには載っていません。番号の書式のカスタマイズはJavaScriptが前提と明記されています(2026年10月時点)。見積番号を変えずに版だけ増やすには、見積番号は手入力の文字列フィールドで固定し、版は別の数値フィールドで管理する設計が必要です。

再見積の番号・版と有効期限を、送る前に確かめる手順

再見積を作る前に、元の見積のレコードを開き、見積番号をそのまま新しいレコードに入れ、版の数値フィールドを1つ増やします。有効期限の計算フィールドを開き、見積日からの日数が意図した通りか確認します。受注が決まったら、アプリアクションのボタンを押し、受注アプリへの転記項目を元の見積と見比べて漏れがないか確認します。承認が要る見積では、ステータスが「承認待ち」のまま送られていないかを確認します。

複数件の見積書を、版の番号までテンプレートどおりにまとめて出す仕組み(Excel帳票一括生成)を使う方法もあります。

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