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kintoneで重複チェックができない・同じ値のレコードが二重登録される時、標準でどこまで防げるか

kintoneには、文字列(1行)フィールドなどに設定できる「値の重複を禁止する」という項目が標準にあり、同じ値のレコードは登録・更新できなくなります。一方、テーブル内のフィールドで使えるかと、複数フィールドを組み合わせた判定ができるかは、2026年10月時点の公式ヘルプには載っていません。

「値の重複を禁止する」を設定すると、同じ値のレコードを登録・更新できなくなる

kintoneのフィールド設定には「値の重複を禁止する」という項目があります。チェックを入れて保存すると、同じ値を入力したレコードは登録・更新できなくなり、同じ注文番号やお客様コードの二重登録を入力の手前で止められます。

判定の対象はチェックを入れたフィールド単体の値です。1つのフィールドの値だけで一意性を確かめたい運用ならこれで足りますが、他のフィールドと組み合わせた判定ではありません(後述します)。

設定できるのは文字列(1行)とリンク系フィールドだけで、入力は64文字までに制限される

「値の重複を禁止する」が使えるのは、文字列(1行)と、リンク系(Webサイトのアドレス・電話番号・メールアドレス)のフィールドだけです。数値・日付・ラジオボタンなどには、この設定項目自体がありません。さらに、入力できる最大文字数は全角・半角とも64文字までに制限されると公式ヘルプに明記されています。

製番や受注番号のような短いコードを一意にしたい運用なら標準で足ります。64文字を超える値や、この2種類に当てはまらないフィールドには、設定項目自体がありません。

既存データに重複があると、設定そのものを保存できない

「値の重複を禁止する」は既存レコードに重複した値があると設定を保存できません。保存しようとすると「GAIA_UN35」というエラーが表示され、重複を解消するまで反映されないと公式ヘルプに書かれています。

公式ヘルプは、重複する値を見つける方法として、グラフ機能で値ごとの件数を集計表にし、2件以上の値を重複として特定する手順を案内しています。新規にチェックを入れる前に、既存データの重複有無を確かめておくと、設定の途中で止まりません。

テーブル内のフィールドや、複数フィールドの組み合わせでの重複禁止は、公式ヘルプに載っていない

「テーブル内のフィールドでも使えるか」「複数フィールドを組み合わせて判定できないか」は、重複チェックでよく出る疑問です。確認した限り、2026年10月時点の公式ヘルプにはどちらも載っていません。「値の重複を禁止する」の説明ページにも、テーブル内フィールドの制約をまとめた別のページにも、この記載は見つかりませんでした。

自分のアプリで確かめるには、テーブルの中に文字列(1行)フィールドを置き、チェックボックスが表の外と同じように表示されるかを見るのが早い方法です。複数フィールドの組み合わせは、各フィールドに個別に設定を入れ、単独で判定されることを確かめておくと、設計時の思い違いを防げます。

1つのフィールドだけで一意性を確保できる運用なら、テーブルも組み合わせも気にする必要はありません。テーブルの行同士の重複や複数フィールドをまとめて一意にしたい設計では、標準で判定できる範囲に限りがあり、公式ヘルプに載っていないことを踏まえて運用を決めるのが安全です。

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