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kintone の一覧・入力・設定

kintoneでアプリを複製する方法。何が引き継がれて、何が引き継がれないか

kintoneには、既存のアプリをもとに新しいアプリを作る「ほかのアプリを再利用して作成する」という標準機能があります。フォームや一覧などの設定は引き継がれますが、レコードや一部の連携設定は引き継がれません。似たアプリを作る方法には「テンプレートとして書き出す」方法もあり、扱える範囲が異なります。

複製(ほかのアプリを再利用)の手順

ポータル画面の「アプリを作成する」アイコンから「ほかのアプリを再利用」を選び、再利用したいアプリを選んで「アプリを再利用」をクリックし、必要な変更をして「アプリを公開」をクリックすれば完了です。公式ヘルプには、フォームや一覧などの設定が引き継がれ、1からの設定の手間を省けると説明されています。この操作にはアプリ管理権限が必要で、ドメインが異なるkintone同士ではこの方法を使えないと明記されています。

引き継がれるものと、引き継がれないもの

引き継がれるのはフォームや一覧などの設定で、アプリコード・APIトークン・Webhook・Slack連携・プラグインの個別設定(有効・無効の状態のみ引き継ぎ)・アプリ管理者用メモ・レコードのデータは引き継がれないと公式ヘルプに明記されています。アクセス権やプロセス管理、JavaScript・CSSのカスタマイズが複製後どう扱われるかは、公式ヘルプには載っていません(2026年10月時点)。レコードや外部連携まで引き継ぎたい場合は、別の作業が必要です。

「ほかのアプリを再利用」と「テンプレートとして書き出す」の違い

複製以外に、アプリの設定を「テンプレート」として書き出して使う方法もあります。テンプレートはドメインが異なるkintone同士でも受け渡しできると明記されており、複製ではできない受け渡しができます。テンプレートには参照先のアプリも含まれ、含まれるアプリが100個を超えると書き出せないと公式ヘルプにありますが、複製のページには参照先アプリの扱いの記載はありません(2026年10月時点)。また、テンプレートにはアクセス権の設定が含まれないと明記されていますが、複製のページではアクセス権は引き継がれない項目として挙がっていません(2026年10月時点)。同じ環境で1つ作るなら複製で足り、参照先アプリまで別環境に持ち出すならテンプレートを使います。

同じようなアプリを製番や案件ごとに複製して増やしている場合に、確認しておきたいこと

複製で作った新しいアプリは、アプリコードも別でレコードも空から始まる独立したアプリです。製番や案件ごとに複製を重ねている場合、一覧やグラフはアプリごとのレコードが対象になるため、同じ設定の直しを複製した1つ1つに繰り返し入れ、全体の数字もアプリをまたいで手元で合算する作業が必要になる点を確認しておきたいところです。複製が2〜3個のうちは手間は小さいですが、繰り返しの設定変更や合算が増えてきたら、複製を重ねる前提そのものを見直す段階です。複製は標準の手軽な方法ですが、使うたびに独立したアプリを増やしていることを踏まえて使うのが安全です。

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