kintoneのアプリは、ポータルまたはスペースのどちらの中にも作れます。公式ヘルプには「たとえば部署ごとや用途ごとにスペースを作成し、それらのスペース内にアプリを作成すると、アプリを管理しやすくなるメリットがあります」とあり、使い分けの基準は「アプリをまとめて管理したいかどうか」です。違いを知らずに作ると、後から一覧の見え方やアクセス制限で戸惑うことになります(2026年10月時点)。
一覧への出方が違う
ポータルに作ったアプリは、ポータルのアプリ一覧にそのまま表示されます。一方でスペースの中に作ったアプリは、ユーザーが参加しているスペースのものだけが「すべてのアプリ」などの一覧に表示されます。部署やプロジェクトのメンバーだけにアプリを見せたい場合、スペースの中に作っておけば、参加していない人の一覧にはそもそも出てきません。全社で共通に使うアプリなら、ポータル直下に置いたほうが見つけやすくなります。
利用できるユーザーの決まり方が違う
ポータルのアプリは「[アプリのアクセス権]の設定に従います」。つまりアプリごとに許可する相手を個別に設定する形です。対してスペースは公開か非公開かで決まり、「非公開スペースの場合、スペースの参加メンバーのみがアプリを利用できます」とあります。スペースを非公開にしておけば、アプリ側で細かくアクセス権を組まなくても、参加メンバー以外は自動的に除外されます。アプリ単位で絞りたいのか、スペース単位でまとめて絞りたいのかで、向いている置き場所が変わります。
アプリグループの扱いも異なる
アプリをまとめる「アプリグループ」の扱いにも違いがあります。ポータルのアプリでは、作成時にアプリグループを選べます。一方スペース内のアプリは「アプリグループは必ず[Public]となり、変更できません」と明記されています。グループ分けでアプリの並びを整理したい場合は、ポータル側での管理が前提になります(2026年10月時点)。
手元のアプリが、ポータルとスペースのどちらに属しているかを見比べる
対象のアプリを開き、画面の表示や「アプリの設定」から、ポータル直下にあるかスペースの中にあるかを確認します。スペースの中であれば、そのスペースの設定で公開・非公開のどちらになっているかも見ておきます。どちらに作っても、公式ヘルプには「あとから所属場所を変更できます」とあるため、作った後に置き場所が合わないと気づいても、作り直す必要はありません。


