kintoneのカスタマイズをAIに頼むと、フィールドコードを間違えられる
kintoneのカスタマイズをAIに頼むと、実際には存在しないフィールドコードや、別のフィールドのコードでコードを書かれることがあります。原因は、AIがアプリの中を見ているのではなく、会話の言葉からフィールドコードを推測して書いているためです。相談の最初に、そのアプリのフィールドコード一覧を渡しておけば、この間違いはほぼ防げます。kintoneを自分で運用している担当者や、町工場でアプリを作っている方に向けて、渡し方を書きます。
なぜAIはフィールドコードを間違えるのか
AIは、アプリの設定を直接見ているわけではありません。「顧客名のフィールド」のような言葉から、ありそうなフィールドコードを推測して書いています。
フィールドコードは、フィールドを作ったときに自動で決まり、フィールド名(表示用のラベル)とは別の値です。「ステータス」「作業者」「カテゴリー」などはフィールドコードに使えない語として公式ヘルプに挙がっていて、ほかと重なったときや数字で始まるときは、自動で記号が付きます。
この状態で「顧客名のフィールドに入力して」と頼むと、AIはcustomer_nameやclient_nameのような、ありそうなコードで書いてきます。実際のコードと違えば、保存時にエラーになるか、エラーも出ずに値が入らないまま動いてしまいます。
フィールドが数個の小さいアプリで、自分でコードを把握しているなら、言葉だけで伝えても通ることがあります。ただ、フィールドが多いアプリや引き継いだアプリでは外れやすく、コードそのものを渡すほうが確実です。
標準の画面やAPIでも一覧は見られるが、手間がかかる
標準の画面でフィールドコードを確認するには、フォームの設定を開き、フィールドの歯車アイコンから設定を開きます。フィールドコードは、その設定の下のほうに出ています。
ただし1つずつしか確認できず、フィールドが10個、20個あるアプリでは同じ操作を繰り返すことになります。REST APIの「フィールドを取得する」なら一括で取れますが、APIトークンの発行や認証の設定が要り、普段コードを書かない担当者にはそれ自体が一手間です。フィールドが少ないか、API操作に慣れている方には、標準のやり方で十分です。
AIに相談する前に、一覧とJSONを貼るようになった
自分もkintoneを自作して運用する中で、AIにカスタマイズのコードを頼む機会が増えました。最初はフィールド名を言葉で伝えるだけでしたが、存在しないコードで返ってくることがありました。
今は、相談の最初にフィールドコード一覧を貼り、ルックアップの設定まで要るときはフォームの設定をJSONで貼っています。この経緯は、note「自作のkintone拡張で、毎日使う機能と、開かなくなった画面」に書きました。
https://note.com/plugbits/n/n998e60ca4337
一覧とJSONは、Chrome拡張「PlugBits Launcher」のパレットから無料でコピーできます。


